今から12000年も昔の古の時代に現代文明を遥かにしのぐ強大で勇猛な国があった!
無数の生け贄と人肉食いの儀式が伴う文化を持つその名を
「アトランティス」!
そしてその中に弓と矢での能力で
世界に君臨しようとする野望を持つ
一部族がいた!
「弓と矢」は彼らに伝わる奇跡!
真の支配者としての力をもたらす!
しかし!ある時その部族は目的を遂げず忽然と歴史から姿を消す!
無人の廃墟を残して!
なぜなのか!どこへ行ったのか!
謎のすべてはその「弓と矢」にある!
この物語は日本で発掘された
「弓と矢」に巻き込まれていく人間たちの奇妙な運命についての物語である。

僕、神崎大輔は高校生だ。今年の四月に晴れて高校生としてこの高校に入った。 
僕は、少し前に愛実さんに助けてもらった。
しかし、その時の記憶がない。
僕のはその時いったい何をしていたのだろう・・・・
 
今は、ちょうど夏休みだ。 
あいにく、僕の同級生の友達は少ない。だから、この夏休みは静かに過ごせると思っていたんだ。

愛実「おーい、大輔! 迎えに来たぞーーッ!」 

そう、この人が居なければ。

第一章『愛実さんと遊びに行こう』 

大輔「今行きます」ガチャ 

愛実「おう」 

大輔「すみません」 

愛実「気にしなくていいわよ、私たちの仲でしょお!」 

大輔「えぇ、まぁ」 

愛実「ホラ、乗った乗った」 

大輔「よっと。お願いします」 

愛実「んじゃ、法修ン家まで飛ばすぜッ!」 
どこでこんなにボーイッシュになってしまったんだろう
昔はもっとおしとやかだったと思うのだが・・・
ブルルルンッ

法修「おう、来たか」 

愛実「よう。アメは元気か?」 
アメとは拾った猫の名前らしい
アメリカンショートヘアだから
アメって言うのは単純過ぎる気がするのは僕だけだろうか
 
法修「そりゃァ、元気も元気だぜェ。俺には全然懐かねーけどよッ」 
 
そりゃそうだ
こいつになつくはずがない
僕が猫なら今ごろは逃げてしまっているだろうぜ
 
愛実「ハハハ、そいつは元気そうだなァー」ケラケラ 

大輔「アメ、元気だったかー」ヨシヨシ 

アメ「ニャアニャア」 

大輔「また今度一緒に遊ぼうな」 

アメ「ニャア」

法修「そう言えばよォー、最近変な噂を聞いたぜ」 

愛実「変な噂? 何だよソレ。ツチノコでも見つかったのか?」 

法修「なんでもよォ、デッケー犬みたいなのがここら辺うろついてんだと」 

愛実「犬ゥ? それのどこが変なのよ」 

法修「それが、ホネだけらしいぜーソイツ。しかも、女限定で襲ってくるんだとよォ」 

愛実「もしかして、スタンドなのか?」 ニヤニヤ

大輔「……人に見えるなら、違うんじゃないんですか。ソレ」 
この二人はスタンドを信じていない
別にそれはいいがその事で馬鹿にしているのは少し腹が立つ

法修「ま、あくまで噂だけどなァ

愛実「気になるな」 

法修「スタンドなんて居ねェと思うけどな俺ァ」

愛実「私たちには見えないしね。ま、たぶん噂話だろ」 

大輔「そろそろ行きませんか、愛実さん」 

愛実「そうだな。アメは大丈夫か」 

アメ「ニャアニャア」 

愛実「良さそうだな。お邪魔したぜェ法修」 

法修「愛実は頼んだぜェ大輔」 

大輔「はい」

ブルルン、ブルルン 

愛実「ンー、スタンドかァ」 

大輔「さっきの話ですか?」 

愛実「そうだよ。大輔はどう思う?」 

大輔「さァ~、どうでしょうねェ……僕的にはそんなの居て欲しくないですケド
って信じてくれるんですか?」 

愛実「そりゃ大輔の言うことだもん
  法修がいってたら信じないけどさ」 

大輔「まったくです」 
今日は何ていい日なんだ
スタンドを信じてもらえるなんて
嬉しすぎるッ‼

愛実「ところで大輔、お前飯はどうすんだ?」 

大輔「母さんは仕事なんで適当に冷凍食品でも」 

愛実「それなら、食いに行こうぜェー。私の奢りでいいからよォ」 

大輔「本当ですかッ!? やった」
今日はやっぱり最高の日だ
女性と食事をしてしかも奢ってもらえるなんて
例えるならチョコレートのなかにいるようなオアシスっていうかんじだ!

大輔「で、どこに行くんです?」 

愛実「『茨の館』っていう新しい定食屋が出来たらしいから、そこにしようぜ」 

大輔「わかりました」 

何てネーミングセンスのない店なんだ
茨と定食に何の関係があるんだよ全く
 
ブルルン、ブゥゥゥン 

愛実「よし、さっそく入ろう」 

大輔「はい」 

ガララッ 

康一「あッ大輔君と愛実さんだ。こんにちは」 

由花子「あら、奇遇ね」 

愛実「ホントだなァー。相変わらずねお前ェらは」

康一「なかなか美味しいよ、ここの店」モグモグ 

愛実「ウヒョー、そいつは楽しみだな。俺はこのトンカツ定食だな」ジュルリ 
言葉づかい言葉づかい!全く・・・
 
大輔「僕はこっちの味噌カツ定食に」 

愛実・大輔「すみませェーん!!」

愛実「美味ッ! グレートな味ですよコイツは」バクバク

大輔「美味しい……」モグモグ 

康一「そう言えばさ大輔君」 

大輔「なんですか?」モグモグ 

康一「ここいらで最近変な噂を聞いたんだけど」 

愛実「デカイ骨犬が出るって話ですか?」 

康一「そうそれ。スタンドっぽいと思わない?」 

大輔「僕もそう思う。けどーーーー」 

由花子「貴方が大輔君?」 

大輔「あ、はい。神崎大輔と言います。そういう貴女は由花子さんですか」 

由花子「あら、愛実か康一君から聞いたのかしら。よろしくね」 

大輔「はい」

大輔「とりあえず被害は何も出てないですし
僕達で町を軽く見回るってことでいいですか?」 

康一「そうだね。そうしよう」 

由花子「話は終わった? 康一君」 

康一「あ、うん。もう行く?」 

由花子「そうしましょ。それじゃあね二人とも」 

康一「バイバイ」 

ガララッ、タッタッタッ 

愛実「私達も行く?」 

大輔「そうですね」 

ガララッ、スタスタスタ


ブルルン、ブルルルルルルル 

大輔「愛実さん」 

愛実「どうかした?」 

大輔「犬を探しに行こうとか言わないでくださいね」 

愛実「えッ」ギクッ 

仗助「も、もももももちろんだわ
 大輔くん。さぁ、家に帰ろう」 

大輔「僕の家は逆です」 

愛実「あれ、そうだったけェー?」 

大輔「ハァ……遊びに誘ってくれるのは嬉しいんですが、問題に立ち会うのはごめんです」 

大輔「中二の夏休みは肝試しで行った廃墟がスタンドでしたし……他にも色々」 

大輔「これでも僕は夏休みくらい静かに過ごしたいんですよ」 

愛実「うッ……それは悪かった……今日のところは大人しく帰るよ……」 

大輔「今日だけですか……」


ーーーー中二の夏休み、愛実さんと康一さんと法修、そして僕で肝試しをしに行った。 
鍬王町の近くにある森に、本来はない廃墟があると言う噂を確かめに僕たちはあの場所に訪れた。 
そこで、腸の出た犬に追いかけられたり、目の飛び出た猫が遅いかかってきたりして散々な目にあった。 

僕たちはあれをスタンドだと判断した。
康一さんから聞いたが、鉄塔のスタンドも居るらしい。
あれも散々な夏休みだった。 
それからも、何度かそういう目に会った。
だから僕は切に思うんだ。 
静かに過ごしたい、と。


愛実「おい、大輔。着いたぞ。おーいッ」 

大輔「あぁ、はい。すみません」 

愛実「どうした、考え事かァー? 悩みがあるんなら聞くわよ、勉強は教えられねーけどね」 

大輔「いえ、何でもありません。ありがとうございました
それと、気をつけてくださいね
一応スタンドに聞く空気弾とケータイ渡しときますね」 

愛実「おうありがとう。じゃーなー」 
大輔くんってなに考えてんのかわからないわね
ブルルルン



キャーッ!!! 


愛実「な、なんだッ。今の声はッ」 

愛実「大輔くんはあんなこと言ってたけど・・・・・・行こう。」スタッ 

タッタッタッ、ガチャッ、タッタッタッ

女「ひいィッ、いやッ、来ないで」ガタガタガタガタ 

???「ガルルルルルル」 

女「イヤァァァァァ!!!」パタッ 

早人「くらえッ!!」 ドバオ 

ウオオオオン 

???「ギャンッ!!」ドザアアアア 

男「うぐァッ!?」バターン 

愛実「お前がソイツの本体かッ!?」


男「お前呼ばわりはヒデェーなァ。俺には犬山鴎外(いぬやまおうがい)って言う名前があるんだ」ユラァーリ 

愛実「お前の名前なんてどうでもいいッ。今すぐそのスタンドを引っ込めて悪さをやめろッ!!」 

犬山「スタンドォ? こいつの事かァ? こいつは『ウルフルズ』っつー名前をつけてあんだよ」 

犬山「正義のヒーロー気取りか? いい子ちゃん気取ってんじゃァねーぜ」 

愛実「チッ。私が何とかするしかないか……」ジロッ 

犬山「アァン?」ギロッ 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


犬山「行けッウルフルズ!!」 

ウルフルズ「ギャンギャン」ダダダダダ 

愛実「頼むッ!」 ドバオ!! 

ウルフルズ「ガウッ」ガブッ 

愛実「空気弾が消えたッ?」 

犬山「食べたんだよ。もしかしてお前、ウルフルズが見えてねェのか?」 

愛実「なッ」ギクッ 

愛実(ま、まずいッ。私がスタンドを見れないのがバレてしまったッ。どうする? ケータイで大輔くんを呼ぶか?) 

愛実「それしかないッ」カチャ 

犬山「させねェよッ吐き出せウルフルズ!!」 

ウルフルズ「ガウウッ!」ドバオ 

愛実「なにィ!? 空気弾を吐き出したッ!?」 

ガチャン!! 

愛実「うわ、うわあああああああ!? ケータイが壊されたァァァ!!」
 
愛実「クソッ、連続で空気弾を放つんだッ!」 ドバオ、ドバオ、ドバオ 
 
ウルフルズ「ガウッギャンギャンッッ」ズサァァァ 
 
犬山「グファァッ」ズサァァァ 
 
犬山「クソッ連続で吐き出すこともできるのかよッ」 
 
犬山「ウルフルズッ!! 奴をぶっ飛ばせェッ!!」 
 
ウルフルズ「グギャン」ドタドタドタドタ、ドォン 
 
愛実「うぐっうぁぁ」ズッサアアアアア 
愛実「うぅ、何てパワーだ……」 
 
犬山「行けッウルフルズ! さっき喰った空気弾を吐けッ」 
 
ウルフルズ「ガウッ」ドバオ 
 
愛実「ま、まずいッ」
 
ボ ゴ オ
 
犬山「なにィ~~!? 空気弾が消えただとォ~!?」 
 
大輔「間に合って良かったです、まさかこんなことになってるとは」 
 
愛実「大輔くんッなんで貴方が」 
 
大輔「すごい物音がしたから来てみたらこうなっててビックリしましたよ」 
 
愛実「良かった……助かりました」
  
大輔「大丈夫ですか愛実さん? 怪我してるみたいですけど」 
 
愛実「私は大丈夫よ。今は、奴を……」 
 
大輔「わかりました。行くぞ犬野郎」
  
犬山「舐めんじゃねェェ!!」
 
大輔「リトル・ワールド!」 
 
犬山「ウルフルズ!」 
 
リトル・ワールド「……」ボ ゴ オ 
 
ウルフルズ「キャンッ!?」スゥゥゥ~ 
 
犬山「ウルフルズが吸い寄せられたッ?」 
 
大輔「時を加速させて時の流れを作ったんですよ
これでも喰らいやがれ」ドドドドドド
  
犬山「おぐえっ」ズサァアア 
 
ウルフルズ「」シュウウウウ 
 
大輔「もう伸びてますね
どうしましょうか」
 
愛実「とりあえず、そこで気絶してる女の子を公園のベンチにでも寝かしといてやれよ。私は康一くんを呼ぶからよォ」 
 
大輔「わかりました」
 
大輔「それとこれからは僕をちゃんと
  連れていってくださいね」
  「心配ですから」 
 
愛実「え?なにか言った?」
 
大輔「別に何でもないですよ」
 
大輔「あ 、康一さん来ましたよ
 じゃあいろいろ聞きましょうか」
 
 
 
 to be continued