あれから僕たちで猫を殺した殺人鬼を探しているが、何も変わったことはなかった。
しかし、今日1日で、大きく変わる。
手がかりを見つけることができたんだから
しかし、それはあまりにも大きな代償と
引き換えにだったけれど・・・・・

  第四章 遺言の髪止め

僕たちはこの日、犬山の誘いで遊園地に来ていた
かなり有名な遊園地だし夏休みだからライブ会場のような混雑を予想していたが、
平日だったせいか人はとても少なかった。
 
大輔(今日はありがとうごさいます犬山 さん)
 
犬山(いや別に そんなこと言わなくていいぜ
罪滅ぼしだと思ってくれていいからよ 楽しんでくれよな)
 
愛実(そうだぜ 大輔くん 楽しまなきゃ損だぜ。)
 
こんなに聞いているとこの言葉づかいもなかなかいいなと思い始めて来てしまっている
 
康一(殺人鬼がこんなところにいるはずもないしね)
 
大輔(そうですね 楽しみましょう)
ガヤガヤガヤガヤ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
楽しんでいるうちにかなりの時間がたってしまっているようだ
人が全然いなくなっている
静かに暮らしたいと思っている
僕にとっては最高だけれども
 
犬山(ちょっとトイレいってくるぜ俺はな
俺の事は気にしなくていいからよお
楽しんどいてくれよ
俺も後から行くからよお)
 
大輔(ええ、分かりました)
 
愛実(じゃあ急流すべり乗ろうぜ)
 
康一(いいですね 愛実さん。それじゃあ犬山さん、乗ってきますね)
 
犬山(おお、楽しんでこいよ・・・・)
 
犬山(さて、トイレ行くか)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・
犬山(ふ-すっきりしたぜ)
 
犬山(ん?あいつなにしてんだ?)
 
猫(ギニャアアアア)
 
な?!あいつ今猫を殺して消した!!
アメとか言う猫もあんな風に消されたのか!
 
白鳳(ん?あいつは確かに今こっちを見ていたな 別に始末しなくてもいいが
大事をとって殺しとくか)
 
まずい 見ているのがばれた‼
 
白鳳(君は見てしまったんだね)
 
犬山(だったらどうしたって言うんだ!)
 
白鳳(君、一人かね?)スタスタ
 
犬山(てめえ動くんじゃあねえぞ!
 ウルフルズ!)
 
白鳳(ん?君は確か茨の館で出会った犬山くんだね)スッ
 
犬山(だから動くなっていってるだろうが!
少しでも動いたら攻撃するぞ!
お前、異常に不気味なやつだぜ
それ以上俺に近づくんじゃあねえぞ!
得たいの知れねえ汚らわしい気配がするからよお!)
 
白鳳(・・・・・・・)
白鳳(私の名前は白鳳鳳作
年齢は35才
自宅は鍬王町北東部の別荘地帯にあり・・・・結婚はしていない
仕事は大型チェーン店の・・・
そう、AEONで働いている会社員で 毎日遅くても夜八時までには帰宅する
タバコは吸わない
酒は1日1合程度
夜十一時には床につき
必ず八時間は 睡眠をとるようにしている・・・・・
寝る前に暖かい飲み物を飲み
十分ほどのストレッチで体をほぐしてから
床につくと、ほとんど朝まで熟睡さ
赤ん坊やご老人のように
疲労やストレスを残さずに
朝、目を覚ませるんだ
健康診断でも異常なしといわれたよ
富や名誉などもいらない
藤島は役に立ったし
消しても心配はなかったよ・・・・)
 
犬山(てめえ なに話してるんだ?
なんなんだよてめえはよお!
一体何が言いてえんだ?!)
 
白鳳(私は常に植物のような心の平穏を願っている人間ということを
説明しているのだよ・・・・・
勝ち負けにこだわったり
頭を抱えるようなトラブルとか
夜も眠れないといった
敵を作らないというのが
私の社会に対する姿勢であり
幸福だと言うことを知っている
つまり犬山くん・・・・
君は私の睡眠を妨げるトラブルであり
敵を言うわけさ
そしてこの私には心の迷いがない
私の行動や思考はすべてが正義だ
誰かにしゃべられる前に 正義の名の下で
君を始末させてもらう
最も戦ったとしても私は誰にも負けんがね?)
 
犬山(こっこれが!)
 
白鳳(アクア・クリムゾン
と私はこいつを名付けて呼んでいる)
 
犬山(う、動くなっていってるだろうが!
ウルフルズをなめんじゃあねえぜ!)
 
白鳳(ん?これは・・・)
 
犬山(俺のウルフルズは3体に分裂出来るんだぜ
そして、お前のスタンド
どうやらパワーはあるが遠くまでいけない
タイプのスタンドだな
射程距離は精々1~2mぐらいだな
死にたいのならためしに動いてみやがれ)
 
白鳳(・・・・・なるほど。
個人によっていろんなタイプのスタンドがあるというわけか?
スタンド?
ん-スタンドねえ---
ところで私のアクア・クリムゾンにも
ちょっとした特殊な能力があってね・・・)カサッ
 
犬山(何か持ってるな!
飲み込めウルフルズ!)
 
犬山(何だ?ペットボトルじゃあねえか?
なにする気だ? これで・・・・)
 
白鳳(いや、私のアクア・クリムゾンの
特殊能力を教えようと思ってね
どうせ君はアクア・クリムゾンによって
始末されてしまっているのだからね
アクア・クリムゾンの特殊能力
それは水分を爆発させる能力
そう、水素爆発さ
ペットボトルの水だろうとクク
なんだろうとね)
 
犬山(は、!
吐き出せウルフルズ!
 し、しまった)
ボゴオオオ
 
白鳳(これで今夜も…くつろいで熟睡できるな)
 
犬山(うっ うっ)
 
白鳳(一発では死ななかったか。)
 
犬山(何をされたんだ?俺?いったい?
どうなってんだあこりゃあ!)
 
白鳳(私のアクア・クリムゾンは
触れた水分ならなんでも爆弾に変えられる
ペットボトルを爆弾に変えたんだ
そして好きなときにスイッチを入れれば
相手の体は爆発する
君のスタンドは飲み込んでいたから
内側から粉々に爆破されるんだよ
最も君の場合は三体に分裂していたんで
脳みそが3分の1ぐらい内部でぶっ飛んで
粉々になっただけだったがね)
 
白鳳(これからもう一発君に食らわせる前にちょっと確認しておくことを思い出したよ
スタンドと君は呼んでいたが
あの大輔とか言うやつのスタンドは
時を加速させれると言うのは本当かい?)
 
犬山(た、助けてくれ 誰かッ)
 
白鳳(ダメダメダメダメダメ
君は死ななくてはならないんだ
目撃者はいかしてはおけないよ
誰一人としてこの白鳳鳳作の正体を
知るものはいてはいけないんだよ
しかしだねスタンド使いってのを知っておきたいんだ
調べればわかることだが君本人から実際に聞いておきたい
大輔は時を加速できるのかい?)
 
ここでほんとの事をいえば大輔にまで迷惑がかかる それだけは絶対に避けなければならない!
 
犬山(し、知らないぜそんなこたあ)
 
白鳳(知らないってことはないだろう?
いいかい?しゃべらなければね
君の仲間も始末するよ)
 
犬山(な、何・・・だと・・・!
俺の仲間を あいつらを!)
 
白鳳(早くしゃべれよ
君がしゃべればなにもしないさ
もたもたしてるとここに誰か来るかも
しれないじゃあないか
加速できるのか?早くソラ!)
 
犬山(み、みんな言ってたぞ
このまちにいる殺人鬼を探してるってな!
殺人鬼! てめえの事だな!
小野寺千鶴もてめえが殺したんだな
小野寺千鶴もてめえを探してるぞ!)
 
白鳳(何?!小野寺千鶴!)
ゴオオオオオオ

犬山(やばい、意識がーーーー)


ーーーー(………あれは………) 

犬山「そーれ、取ってこい」ヒュン 

犬「ワウワウ」タッタッタッ 

犬山「偉いぞー。お前はなんでも取ってくるなァ」 

ーーーー(小さい、俺……? あの犬は、そうか、『ウルフルズ』だ。俺の、友達だ……ちっさい狼の、友達だ) 

ーーーー(俺のスタンドの名前はあいつから取ったんだった。スタンドになっても何でも取ってきてくれるんだよな……) 

犬山「噛み千切れ、ウルフルズゥゥゥゥ!!!」 

白鳳(こいつ!まだ動かせたのか!?
スタンドを!
アクア・クリムゾン)
ドコドゴドゴ
 
白鳳(ムッ?
いない いなくなっている
あいつ あんなにボロボロだったのに
ここまで素早く動けるとは)キョロキョロ
 
白鳳(何いいい?いない!向こうか?)
スタスタスタスタ
 
犬山(み、みんなのところへいかなくては
そ、そして俺は みんなを守るぞ!
俺が!あいつから!みんなを守るぞ!
あんなうすら汚らわしいやつが
俺たちのすむこのまちにいてはならない!)
 
犬山(い、いかなくては大輔のところへ)
 
ガヤガヤガヤガヤ
犬山(だ、大輔!)
ハッ!
ゴゴゴゴゴゴ
 
白鳳(みんなが私を探しているだと?
小野寺千鶴の事件を知っているものが
このまちに他にもいるのか?
しかしだね 私を追うことは誰にも出来ない
君さえいなくなってもらえばね)
 
犬山(俺は、みんなを守る!)ガシィ
 
白鳳(アクア・クリムゾンはすでに
その手すりの水滴にさわっている)
 
犬山(え?な!大輔ーーーー!!)ボゴオオオ
 
白鳳(跡形もなく消滅した
これがアクア・クリムゾンの能力だ
証拠は跡形もなく始末された)
 
大輔(誰か僕を呼びませんでした?)
 
愛実(私も聞こえたわ)
 
康一(あ、あれみて!)
 
そこには今にも消えそうな犬山のスタンド
ウルフルズがいた
 
ウル(ミツケタ・・・ゾ)ボシュウウア
 
そのウルフルズは髪止めを持っていた
 
大輔(い、犬山?)
 
康一(異常だよ 大輔くんスタンドが
爆発して消えるなんて
普通のスタンドの消えかたじゃあない!
何しにたった一匹だけ僕たちのところへ?)
 
大輔(ト、トイレへいくんだ
犬山を探すんだ!)
 
・・・・・・
 
白鳳(はて?どこでとれてしまったのだろう
まあ仕方がないな いつものところに同じものがあるといいが・・・・・
この『白鳳鳳作』・・・・・・・・自分で常に思うんだが強運で守られてるような気がする・・・・・・
そして細やかな「気配り」と大胆な「行動力」で対処すれば・・・
けっこう幸せな人生をおくれるような気がする・・・・・・・・クックックックッ)
 
犬山の幽霊(う、うお、うおあああ!)
 
千鶴(な、何てこと またあいつだわ
あいつにやられた魂が飛んでいく
あいつにであってしまったのね!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
千鶴(間違いないわ
 この人は死んでるわ
 犬山さんはあいつにであって
 そして殺されたのよ
 何故あいつにであって
 どんな方法で殺されたのか
 それは分からない
 でもあいつの仕業よ
 私を殺したあいつの
 仕業ってことは・・・・分かるの)
 
大輔(犬山さんを探したんですが
 どこにもいませんでした
 僕たちと犬山さんが離れた10分ぐらいの
 間にいなくなったんです
 トイレには犬山さんの鞄は
 そのまま残され
両親は警察に捜索願いを出しています
 康一さんは犬山さんのことあまり知らないでしょうけど
 ウルフルズを10分で倒せるやつなんて・・・・)
 
康一(つ、つまり犯人はスタンド使いってこと?)
 
大輔(そう考えた方がいいでしょう
 でも全く手がかりがないと言うわけではありません
 ウルフルズが髪止めを持っていたんです
 これは、恐らく犯人から引きちぎったものでしょう
 つまり、犬山さんの遺言です
犯人を必ず捕まえてくれっていう・・
 この髪止めから犯人を捜して見ます
 追跡できる可能性はありますから)
 
 愛実(は、話がすんだなら私は帰るはね。
へ、変な気分よ イラついてるか分からないぐらいに)
 
由花子(め、愛実、何かへんよ・・)
 
大輔(ええ、犬山さんってムカつくんですが何かほおっておけないような
 母性本能をくすぐるようなやつなんです
 それに今は何か、死んだって言うのが信じられないんですよ
 今日も一緒に遊園地に行ってましたし
 愛実さんは特にでしょうね)
 
愛実(く、クソー・・・・)
 
由花子(あたしが知らない間にとんでもないことが起こってたのね)
 
康一(スタンド使いはスタンド使いと引かれ会う いつか会いますよ きっと)
僕は会いたくはありませんが)
 
大輔(これでみんな動き出すって訳ですね)
 
 スタスタスタスタ
 
白鳳(おや、たしか今のは大輔
 愛実も先を歩いてるぞ?
 ま、どうでもいいが・・・)
 
猫(ニャアア) シャリ
 
男性(ぎゃあ、こいつ引っ掻きやがったこの猫
 人間様をなめやがってこいつ!)
 
白鳳(心はみにくいが
 美しい肉球と毛並みをした猫だ
 この私のところへこれば
清い心で飼ってあげるよ)
 
 ボシュウウア
 
 白鳳は元々持っていた猫の手を消した
 
白鳳(君とはここまでだ
 きれいにお別れしようね)
 
白鳳(さて、行くか)
 
 
to be continued