「ふふふふ……ッ、ふははははははは!!」

高い岩場に立つ大男が悪魔のような笑みを浮かべながら高笑いする。大きく広げた左手から、緑色の光弾が放たれ、眼下の巨大な緑色の球体に入り込む。
緑色の球体はさらに巨大化し、ぐんぐんとさらにその下で球体を食い止める青色の気功波を押し込む。

「悟飯、パワーが足んねぇぞ!!!」

必死に食い止めている3人組で一番長身の男が左の青い道着を着た青年に叱責する。

「くくくく……ッ、くく…!!」

青年もそれに応え、歯をくいしばる。

「悟天、怯えんな!!!」

今度は右の幼い少年を励ます。

「う……くっ……!!」

幼い少年も必死に力を込めるが、尚球体の勢いは衰えない。

「ブロリーに地球がメチャクチャにされちまってもいいのか!!」

「オラがいねぇと、守れねぇんか!!?」

山吹色の道着を着た男が2人を叱責する。だが、それでも食い止めきれない。勢いこそ遅くなったものの、所詮悪あがきである。どう見たって、勝ち目など見えない。
そんな中、倒れていた少年がふらふらと立ち上がる。

「オレたちの力が…通用しない敵がいるなんて……」

涙目になりながら、少年の右手に小さな光弾が形成された。

「うわあぁぁぁーーーーッ!!!!」

少年の全ての力を込めた光弾。それは右手から放たれるも、あっという間に失速し、ふらふらとおぼつかない軌道になってしまう。
少年は絶望に喘いだ。

「……夢なら、覚めてよ…!!」

そして、力尽き倒れ込んだ。

「うははははっははは!!!ふはははははははははッッ!!!!!」

大男はさらに容赦なく光弾を撃ち込む。当然、球体はさらに巨大化し、勢いを取り戻した。
そこに、あの少年の光弾がぶつかる。光弾は爆発を起こし、大きな煙が上がる。

「うん!?」

笑っていた大男の顔が険しくなり、一気に爆発した場所に光弾を撃ち込む。
そのお陰か、球体の勢いが大きく失速し、徐々に後退し始めた!

「いまだ!!!!!」

真ん中の男の掛け声と共に、3人組の両手からさらに強力な光線が放たれた!

「「「波ぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」」

ぐんっと勢いを増し、球体は逆に押され、大男に向かって飛んでいく。

「カカロット!!!!」

憎々しげにあの憎き宿敵の姿を思い出す。
苦し紛れに光弾を放つが、かき消されてしまう。
そしてーーー!!

ドガァァァァァァァァンンンン!!!!

極太の気功波が球体を貫き、ぐんぐんと大男に迫り来る!
窮地に陥った大男は、体の周りにバリヤーを張るがーーー

「ぬぅぅう!!!?」

耐えきれない!!

「ウワァァァァァ〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!!」

バリヤーごと吹き飛ばされ、気功波にのまれながら惑星をも振り切り宇宙へと吹き飛ぶ大男。バリヤーは割れないが、勢いだけはどうしようもない。

そして、大男の背後にはーーーー

太陽!!

気功波ごと太陽に突っ込み、押しつぶされる形で食い込んだ!
逃れようにも気功波の勢いが強すぎる。
そして、最後に大男は大声で叫んだ。






「カカロッッッッットォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!!」

その時、胸がバリッと張り裂けーーー

そこで、男の意識は途切れた。