あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
俺は目の前にいるこの一色いろはというあざとい後輩に告白されちまった
な…なにを言っているかおれもなにをされたのかわからなかった…
冗談とかバツゲームとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

八幡「一色、いくつか質問していいか?」

いろは「答えたら返事くれますか!?」

八幡「まぁ考えておく」

いろは「はぁ、まぁいいですど…」

八幡「まず一つ目」

「本気かお前?」

いろは「私が冗談なんかで先輩に告白すると思いますか?」

八幡「見えなくもない」

いろは「先輩は私をなんだと思ってるんですかね…」

「まぁでも前の私ならやってたかもしれないですね」

「でも今は、今はもう先輩のあの恥ずかしい言葉聞いちゃいましたし?私も本物が欲しいと思っちゃったんですよ!」

「だから今言った言葉に嘘は一切ありません!不純物0%です!」

八幡「お、おう」

なんでこいつはあんな恥ずかしいことをほりさげてくるかね…

八幡「まぁお前が本気なのはわかった。なら二つ目どうして俺なんだ?お前は葉山のことが好きだっただろ」

いろは「まぁ葉山先輩も好きでしたよ?でもあの人に抱いた感情は好きは好きなんですけど憧れに近かったと言いますか…」

「その点先輩も好きですけど先輩に関しては憧れる部分ないじゃないですか?」

「なら勘違いもしないですよね♪」

なぜだろう、こいつ俺に告白したくせに俺のことさりげなくdisってくるんだけど、俺のこと嫌いなの?もしくは殺したいの?

八幡「いや、憧れるところはたくさんあるだろ」

「例えばこの歳で明確な将来目標があるところとか」

いろは「先輩の言う将来目標ってあのふざけた専業主夫とかいうやつですか?」

八幡「別にふざけてなんかないけどよ…」

こいつはさっきから俺のこと罵るけどなんなの?これがツンデレっやつなの?こんなにツンが強いツンデレなんて俺は認めない!

八幡「んじゃ最後、これ聞くのも恥ずかしんだけど…俺のどこが好きになったの?」

すると一色は黙ってしまった。
そのまま目を瞑ってうーんうーんとうなり始めた。そんなに悩んじゃうのかよ…俺だっていいとこあると思うんだけどなぁ…

そして一色は目を開いた

いろは「まぁ最初の先輩の印象ははっきり言って最悪でした」

「でも生徒会選挙、クリスマス合同イベント、フリーペーパー作成となんだなんだ言いながらも結局は手伝ってくれたし、あと先輩は私が心のどこかで知りたかったものを教えてくれた、『本物』、この言葉に私はとても驚いたと同時に心にスッと入ってくるのも感じました。まぁ多分1番の原因はここでしょうかね」

「まだまだたくさんありますけどそれは先輩にいっても引かれるだけでしょうしこの辺でやめておきます」

なんだよそこでやめるのかよ。ものすごく先が気になるじゃんこの後輩なかなかやりよる…

八幡「別に引かないから教えてくれないか?」

いろは「本当に引かないで下さいね?」

「残る部分は先輩のその腐った目です///」

…は?

八幡「お前何言ってるの?この目は誰かを不快にすることはあっても人に好かれるようなところは一つもないはずだぞ」

いろは「不快にさせてる自覚はあったんですね…」

「しょうがないじゃないですか!最初は私も見るのが嫌なくらい嫌いでした!でもだんだん先輩のことを知っていくうち、先輩がよく言う自虐ネタを聞いているとなんか目の腐っていく過程が垣間見えたというか、なんというか…」

「そんなこと考えてたらだんだん庇護欲をそそられるようになっちゃったんですよ!!
悪いですか!?」

八幡「べ、別に悪くねぇよ///」

初めて俺の目を肯定してくれた。
この後輩は俺の目を好きだと言ってくれた。
これ以上になにを望めようか。
この後輩は俺のワーストポイントを認めてくれた人に違いない。

それが嬉しくてたまらなかった。

もういいんじゃないか、
この後輩は俺の良いところも悪いところも好きだと言ってくれた。
こいつとならこの先やっていけるような気がした。

ならば俺のとるべき選択は…

八幡「一色、いや、いろは。」

いろは「は、はい///」

八幡「こんな俺で良ければよろしくお願いします」