俺は昨日一色と付き合うことになった。そう、なったはずなのだ
なのになんだこの状況は

雪乃「ふふ、ふふふふふ…」
結衣「…」ニコニコ

笑いながら追いかけてくるなよ!
まじで怖いから!!

………………………………………

時は遡り今日の放課後
俺はいつもと違って生徒会室に
向かっていた。
それというのも昨日

『先輩明日の放課後生徒会室に来てくださいね!待ってますから♪

可愛い彼女より♡』

というメールをもらっていたからだ
なんだよ可愛い彼女って
少しニヤついちゃうだろ

「おーいヒッキー!」

「うわぁ…」

昨日のメールを見ながら歩いていると由比ヶ浜に見つかってしまった。
確かにニヤついてたのは認める
ただそんな冷たい目で「うわぁ」とか言われちゃうと死にたくなるのでやめていただけませんかね…

八幡「なんだよ、というか部室はこっちじゃないぞ、そんなこともわかんなくなったのかよ」

結衣「それくらいわかるし!?でもそれをいうならヒッキーもこっち来るのおかしいじゃん!」

八幡「俺は用事があるんだよ」

結衣「…いろはちゃん?」

八幡「…おう」

結衣「ヒッキー最近いろはちゃんのとこばっかり行くよね…」

うっ…それを言われると弱い。
確かに最近奉仕部に行ってもすぐ一色に連行されていたからそう言われても仕方がない。

だが今日はいつもとは違う。

八幡「今日はちゃんと向かうから待っててくれないか?」

結衣「ヒッキーがそう言うなら…」

八幡「悪いな」

そういって由比ヶ浜は奉仕部へしぶしぶ向かった。

べ、別にダジャレなんて考えてないんだからね!

そうこうしてるうちに生徒会室についた。

八幡「失礼します。」コンコン

いろは「先輩、ノックは入りながらするものじゃないですよ!」

一色いろは、昨日から俺の彼女…
やべ、そう考えると顔が赤くなってきた…

いろは「先輩なに考えてるか、丸わかりですよ...///」

八幡「人の心を読むな」

「で、用事ってなんだよ」

いろは「へ?」

八幡「へ?じゃねぇだろ、用がないならなんで今日呼ばれたんだよ…」

いろは「先輩に会いたいからに決まってるじゃないですか♪」

あざとい!でも可愛い!

八幡「あ、あざといから…///」

いろは「と言いつつ先輩も照れてるじゃないですか///」

そりゃ初めてできた彼女にこんなこと言われたら男ならこうなるだろ…

八幡「用がないならこの後付き合ってくれないか?」

いろは「いいですよ、珍しいですね先輩から誘ってくれるなんて、そういうの、なんかいいですね///」

八幡「悪い、言い方が悪かった、この後奉仕部に俺らのことをあいつらに報告したいんだが、いいか?」

いろは「あー…そっちですか…でもまぁ先輩がそういうなら…」

一色の顔が曇る
でも、避けては通れない道だ
なら早いに越したことはない。

八幡「怖いか?」

いろは「はい…」

まぁそりゃそうだ。
なんせ向こうは雪ノ下に由比ヶ浜、
いくら仲良くなったからって一色からしてみれば歳上の先輩
怖くないわけがない。

八幡「まあ心配しろ、なんかあったら守ってやる」キリッ

いろは「へ?守るもなにも…あー…そういうことですか、多分先輩が考えてる理由と違う理由で私は奉仕部の2人が今は怖いです」

俺と違う理由?
なんだろう、わからん

八幡「すまん一色、それってどういう「あとでわかります。」は、はい」

なに今の声八幡トラウマになっちゃう!

いろは「まあでも怖いことに違いはないので先輩には一つお願いがあります」

八幡「おうなんだ?」

いろは「名前で呼んでください」

八幡「…ボッチにそれはハードルが高い」

いろは「なに言ってるんですか!先輩はもう私という可愛い彼女がいるのでボッチじゃないです!だから大丈夫ですね!はい!カモン!」

なんだそのうざいノリは…
戸部かよ…

八幡「はぁ…わかったよい、いろは…///」

いろは「そこで照れないでくださいよ///」

「でもまだだめです」

八幡「は?なにが?」

いろは「奉仕部の先輩方の前でどうどうと私のことをいろはって呼べるようにならないと今日はいけません!」

八幡「……マジデ?」

いろは「まじです♪」


地獄を見た…
30分永遠いろは連呼…
キツかった…

いろは「よし先輩、行きましょうか」

八幡「…おう」

問題はここからだ

…………………………………

ガラララ

いろは「しつれーしまーす!」

八幡「うす」

雪乃「こんにちは一色さん、それと…そちらの方は依頼者かしら?」

八幡「お前俺のこと忘れ過ぎじゃね?そういうのの繰り返しを虐めと言うと思います…」

雪乃「あらごめんなさい」

あいつ全く悪いと思ってねぇな…

結衣「あはは…いろはちゃんあとヒッキーやっはろー」

俺はついでですかそうですか


八幡「2人に話がある」

雪ノ下と由比ヶ浜に向かって話しかける

結衣「?」
雪乃「なにかしら」

いっs…いろはとアイコンタクトをとる

いろは「」コクン

八幡「俺、いろはと付き合うことにした」

結衣「」ガタッ
雪乃「一色さん、あの男になにか脅されているの?それならば力になるけれど」

いろは「いえ、雪ノ下先輩
私はいま先輩と付き合っています」ニコッ

雪乃「そ、そう」

この2人が話している間に由比ヶ浜と目が合う

結衣「ヒッキー」

八幡「は、はい!」

なんだよあの目、ハイライトが仕事してねーぞ人1人殺しててもおかしくない目だな…こ、怖い

結衣「いまの話本当?」

八幡「お、おう」

結衣「そっか…」

「仮に私がいろはちゃんより先に告白してたら私と付き合ってた?」

八幡「たらればの話しても仕方『バンッ』なくないよね。うん。」

なんだよ今の、机叩くとしても女子の力じゃねーだろ…

八幡「…どうなんだろうな、そうなっていたかもしれんが今俺はいろはの彼氏だからな、それ以外の選択肢は思いつかない。」

結衣「そう、だよね…
ヒッキーならそういうよね…」

雪乃「比企谷君、今の質問、私がしてもおなじ回答かしら」

八幡「ああ」

雪乃「そう…」

「ならばまだチャンスはあるわよね」

八幡、いろは「は?」

雪乃「だってそうじゃない、
あなたが彼女と付き合ったのは彼女の方が順番が早かったから。
それだけの理由なのでしょう?
ならば奪うまでよ」

八幡、いろは「…」

結衣「な、ならあたしだって立候補するし!」

八幡、いろは「ハッ!」

雪ノ下の穴だらけの理論に少しトリップしていた…

八幡「おい雪ノ下、その理論はおかs「んっ」ばっ、お前///」

話している最中にいろはにキスされた

いろは「先輩はもう私の彼氏なんです!誰にも渡しません!!」

顔が赤くなるのがわかる
そうか、いろははこのことが怖かったのか…
ってかこんなことを誰が予想できるんだよ…

雪乃「なっ///フフ、いい度胸じゃない」
結衣「はわわわわ…///」

あいつらの顔も赤い、ただ俺とは違い羞恥以外に怒りも見えた

八幡「お、お前ら一旦落ち着け」

結衣、雪乃「おちつける訳ない!(じゃない!)

雪乃「ハッ」

「由比ヶ浜さん少しこっちに来てもらえるかしら」

結衣「?うん。」

あいつらが2人でなにか話始めた
なぜだろう、嫌な予感がする…

2人は作戦会議が終わったのかこちらへ体を向ける

雪乃「比企谷君、今から私たちにも告白させてくれないかしら」

なぜ言葉は疑問形なのに発音に疑問符がないのでしょう

八幡「いや、だから俺は今「ヒッキー?」いえ、なんでもありません」

だからなんであいつの目のハイライトは仕事してないの?そんなにサボっていいならそこで働こうかな…
嘘ですなのでいろははそんなに笑顔で睨まないでください

八幡「いろは、少し教室からでててもらってもいいか?」

いろは「はぁ、先輩ならそういうと思ってましたよ…」

「終わったら連絡してください」

八幡「おう」

そういっていろはは教室からでた

八幡「そういうことだから、まぁお手柔らかに手早く頼む」

雪乃「そう時間をかけるつもりはないから大丈夫よ」

「私からでいいかしら由比ヶ浜さん」

結衣「うん、お先どーぞ」

雪乃「さて、比企谷君」

真剣な顔をした雪ノ下
この後のことを考えて俺は少し
憂鬱になっていた、

この2人を振るのか…

と。

八幡「おう、聞くからにはちゃんと聞くよ」

雪乃「ならはっきり言うわ」

「好きよ。私と付き合ってくれないかしら。」

八幡「すまん。好きなやつがいるから無理だ」

雪乃「そう…今後こんな美少女をふったことを後悔することね…」

そう言って雪ノ下は教室を出て行った

結衣「ヒッキー…」

八幡「おう…」

そう言って由比ヶ浜は俺に抱きついてきた

八幡「お、おい由比ヶ浜!」

やべぇ、由比ヶ浜柔らかい…
いやいや、俺には可愛い彼女がいるんだ

俺はこいつよりもいろはの将来性に期待する!

八幡「由比ヶ浜、俺はお前とは付き合えない」

由比ヶ浜を引き離しつつも俺の想いを告げた

結衣「ヒッキーは酷いよ…
あのときも私の告白を遮った…」

あのときとは多分花火大会のときのことだろうか

でも、
違うんだ由比ヶ浜、
あのときはまだ人の好意を素直に信じられなかっただけなんだ。
確かに今でも素直に信じられるかって言われると難しい。
でも、いろはなら、一色いろはの言葉なら、信じられるか気がした。
そして現に俺はいろはの言葉を信じて付き合うことにした。

八幡「あのときは悪いことをしたいや、今もか…
でも俺が人を、もう少し他人を理解してみようと思えたきっかけはお前らなんだよ。
お前らがいなければ俺はいろはとつきあっていなかったし、お前らの告白も素直に聞いていなかったと思う。こんなにも人の気持ちを考えられるようになったのはお前たちのおかげだ」

「だから感謝してる。
これからもいい友達でいてくれないか?」

結衣「ヒッキー…。
うん。ヒッキーの気持ちはわかった。でも、でもその上で私の気持ちもちゃんと聞いて」

八幡「ああ」

結衣「私、由比ヶ浜結衣はあなた、比企谷八幡君を好きです。愛してます。だから、私と付き合ってください。」

八幡「ごめんなさい。」

この言葉で伝わるだろう。

この後またすぐ今まで通りになれるかと言われたら多分そうじゃない。
でも、こないだのように
またこいつらと一緒に三人で、いや、
四人で笑えるようになれる未来を信じて俺は今日、奉仕部の2人を振った

結衣「うん。いいよ」ニコッ

今日見た中で、いや、今までで一番優しい微笑みで返事をしてくれた。

八幡「ありがとな」

結衣「うん」

八幡「そんじゃ、鍵とあいつらの荷物持って雪ノ下といろは迎えに行くか」

結衣「うん!」

そう言って俺は奉仕部の鍵を閉じて
この部屋を後にした。

すぐに雪ノ下といろはと合流して鍵を返しに行った
そして今は昇降口に向かってる

いろは「先輩はこんな美少女三人に告白されてとんだ幸せものですね!」

八幡「ああ、これが本当に俺なのかどうか疑わしいレベルだ」

雪乃「あら、あなたは魅力的よ比企谷君」

八幡「い、いきなりなんだよ雪ノ下///」

雪乃「本心を言ったまでよ」

結衣「うん、確かにヒッキーは魅力的だよね!ゆきのん!」ギュッ

雪乃「由比ヶ浜さん、暑いのだけれど///」

そういいつつもまんざらじゃなさそうな雪ノ下はとてもゆるゆりしてました(小並感)

雪乃「なにかしら」キッ

八幡「いーや?なんでも」

さっきはすぐには元の関係に戻れないなんて言ったが俺は間違えていたようだ
俺たちの関係はそんな簡単に崩れるようなものじゃない。
俺の心配はただの杞憂だったようだ。

いろは「ねぇ先輩、この後ご飯でも行きましょ!」

八幡「ああ、いいぞ」

結衣「私も行きたい!」
雪乃「私も一緒に行っていいかしら?」

八幡「ああ、いいん「ダメです♪今日は先輩と2人きりなんです♪」…だそうだ」

ブチッ

なんか今不穏な音が聞こえたような、

結衣「ねぇゆきのん」
雪乃「なにかしら由比ヶ浜さん」
結衣「いろはちゃんに少しお仕置きが必要なきがするよ」
雪乃「あら、奇遇ね。私も今ちょうどそう思っていたところよ」

「「というわけでいろはちゃん(一色さん)今からすこしいいかな(かしら)」」

いろは「い、いやーこれから予定ありますし、それはちょ、ッちょ!?先輩!?」

俺はいろはの手を引いて走り出した。

「「あ!!」」

結衣「待て!ヒッキー!」

雪乃「待ちなさい!比企谷君!」

この後四人で笑いながら廊下を走り出したところをちょうど平塚先生に
見つかってこってり叱られるのは
また別のお話。