平塚先生に叱られた数日後、
なぜか俺はいろはの家の前にいた…

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昨日の放課後
俺はいろはと一緒に帰宅していた

いろは「先輩!」

八幡「おう、なんだ?」

いろは「先輩と付き合ってそろそろ一週間じゃないですか!」

八幡「あー…そういえばそうだな」

いろは「なのに先輩が自分からやってくれたことなんて片手で数えれる程度じゃないですか!」

八幡「よそはよそ、うちはうち」

いろは「それって単に先輩がヘタレなだけじゃないですか!」

八幡「うっ…仕方ねーだろ、付き合うなんて初めてなんだからどうすればいいかわかんねーんだよ」

いろは「私が初めての彼女っていうのはポイント高いですけど、でも先輩はヘタレです!」

八幡「…お前小町とあったことあったっけ?」

いろは「?誰ですか?あ、妹さんですか?」

八幡「そうだけど…なんでわかったんだよ」

いろは「だって先輩が名前で呼ぶ人なんて限られてくるじゃないですか」

あ、本当だ

いろは「ってそんなことは今いいんです!」

「ちょうど明日は土曜日!先輩のヘタレを改善するための特訓を明日します!なので先輩明日は空けといてくださいね♪」

八幡「お前みんな違ってみんないいって言葉知らねーのかよ…」

「まぁ遊ぶだけなら付き合ってやらんこともない」

いろは「捻デレですね〜」

八幡「うっせ」

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いろは「じゃあ先輩、また明日!」

八幡「おう、気をつけて帰れよ」


八幡「たでーまー」

小町「あ、お兄ちゃんおかえりー」

「お兄ちゃんさー、最近帰ってくるの遅くない?」

八幡「それはまぁ、いろいろあるんだよ」

小町「えー、なんか怪しいなー」

「またなんかやってるの?」

そんな心配するような顔で見るなよ

八幡「大丈夫だ小町
今度はそういうのじゃないから」

小町「大丈夫かどうかは小町がきめるの!ほれほれ話してみそ」

まぁあいつらにももう話したのに小町にだけ言わないっていうのもあれか…

八幡「じゃあ小町、心してきけよ」

小町「うんうん!」

八幡「俺、彼女ができた」

小町「…」

小町の口が開いてふさがらない、
まるで(゚д゚lll)こんな感じの顔だ

小町よお兄ちゃんが付き合うことはそんなに驚くことかね…

小町「…あのお兄ちゃんに彼女…」

「どっち!!?」

八幡「どっちってなんだよ」

小町「そりゃ結衣さんと雪乃さんに決まってるでしょ!」

「で、どっちなの!?」

八幡「どっちでもねーよ」

小町「ほへ?なら大志くんのお姉さん?」

八幡「それも違う」

小町「んじゃ大穴狙って陽乃さん?」

八幡「それこそ一番ねーよ」

小町「えー…んじゃだれなのよ」

八幡「お前はあったことねーけど今の総武の生徒会長様だよ」

小町「嘘だッ!!!」

八幡「お前ひぐらし見てたのかよ…」

小町「そんなことよりお兄ちゃん、それが本当だと言うなら証拠見せてよ証拠」

八幡「写真はないが…ほれ」

俺はこの間もらったメールを見せていた

小町「こんなのいくらでも作れるよ!証拠がないなら、今!ここで!その生徒会長様に電話してみて!」

八幡「お、おう」

なんか小町ちゃんが怖い…
そして言われた通り俺はいろはに連絡をしてみた

小町「」ジー

八幡「」prrrrr…

八幡「」ガチャ

八幡「もしもし」

いろは『先輩が電話してくれるなんて珍しいですね、どうしました?』

八幡「今大丈夫か?」

いろは『はい、大丈夫ですよ〜』

八幡「あのさ、俺の妹が俺と総武高校の生徒会長が付き合うのがおかしいっていうから証拠に電話しろって…」

いろは『はぁ、あ、そういえば確かに写真とか撮ってませんでしたね』

『まぁ、そーゆことなら妹さんに代わってください!』

八幡「おう」

「おい小町、いろはが代わってくれって」

小町「はいはーい、もしもし、比企谷小町といいます!いつも兄がお世話になっております!」

「で、肝心なところどうなんです?」

「えー!?本当なんですか!」

「はい、はい、はい!それじゃ今後とも兄をよろしくお願いします!」

「あ!今度うちにも遊びに来てくださいね!はい!では兄にかわります!」

どうでもいいけど人が電話してる最中ってなんか緊張する…

小町「はいお兄ちゃん」

八幡「おう」

八幡「すまんな、手間とらせて」

いろは『いえいえ、他ならぬ先輩の頼みですし!でも次電話するときは私と話すことを目的として電話して下さいね!』

八幡「あいよ」

いろは『あ、あと明日は10時に今日別れたところに集合でお願いします!』

八幡「わかった」

「んじゃ、また明日」

いろは『はい!また明日!』

八幡「だろ?」

小町「うん!すごいねお兄ちゃん!」

「これで小町も一安心だよ!」

八幡「そうか」

小町「お兄ちゃんのことだから彼女ができても小町に報告しないと思ってたけどちゃんと報告してくれたところとかポイント高いね!」

八幡「おう」

「んじゃ、飯でも食うか」

小町「うん!」

俺も言わなければならない人全員に言うことができて一安心だ

そうして明日のためにいつもより1時間ちかく早い時間に寝た

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早く来すぎた…
楽しみすぎて30分前集合とかいろはが知ったら笑いの種にしかならないな…
と思いながら集合場所につくといろはの姿があった

八幡「お前早くないか?」

いろは「そういう先輩こそ、
おはようございます!」

八幡「あぁ、おはよう」

いろは「で、先輩今日の私を見てなにか言うことはないですか?」

八幡「あー…お前私服は清楚なんだな」

いろは「なんですかそれ!私は心身ともに清楚ですよ!」

八幡「自分で清楚っていうやつに清楚な子はいない」

いろは「もー可愛くないですね!」

八幡「…まぁ似合ってるよ」

いろは「えへへ、ありがとうございます!」

そう言って笑う彼女の顔はとても可愛らしかった



八幡「で、今日はどこ行くんだ?」

いろは「着いてからのお楽しみです」

八幡「こっちは住宅街なんだが…」

嫌な予感がする…

いろは「つきました!」

八幡「やっぱり…」

着いた場所は見たことのない一軒家ただ表札には一色と書いてあった…

八幡「おい、いろは、俺お前の親御さんに挨拶できるような格好じゃないぞ」

いろは「大丈夫ですよ、今日親いないですし」

「でも、襲っちゃダメですよ♪」

八幡「あほか」

そう言っていろはにチョップした

いろは「もー、痛いですよー」

八幡「はいはいあざといあざとい」

いろは「なんですかそれー」

そんな話をしながら俺は一色家におじゃまするのだった



いろは「今日は先輩のヘタレ克服しますよ!」

八幡「おー…」

気が乗らん…
ならば気がのるように少しいろはに頼みでもするかね…

八幡「克服してほしいなら一つ条件がある」

いろは「まぁ聞くだけ聞きます」

八幡「俺たちは今付き合っている
そして付き合ったら俺たちは対等な関係になる
ならば敬語を使うのはおかしい
だから今日からお前は俺に敬語禁止の先輩禁止だ!」

いろは「はぁ…え!?」

「無理です無理です!
いきなりとかハードル高すぎです!」

八幡「お前こないだ俺に同じことやっただろ」

「それの仕返しとでも思え」

いろは「ちっさい男は嫌われますよ先輩」

八幡「お前以外に嫌われたって構わん」

いろは「っ…///」

「はぁわかりました。
いいます、言えばいいんですよね!」

八幡「お、おう」

いろは「すーはー、すーはー…」

「は、八幡…///」

やばい、可愛い///
むしろ可愛すぎるまである。
俺の周りには天使が三人いたようだ…

八幡「の、残り敬語撤廃だな」

いろは「わ、わかったよ八幡///」

俺、今日死んでもいいや…



いろは「コホン、それじゃ、は、八幡のヘタレ克服プログラムー!」

八幡「どんどんぱふぱふー」

いろは「やる気なさすぎだよ!」

「まぁ問答無用でやるけど!」

レッスンその1
〈今日は寒いな、じゃあ俺があっためてやるよ作戦!〉

なんだこの頭の悪そうな作戦名は…
つーかなにやるんだよ…

いろは「というわけで手を繋ぎましょう!」

八幡「あ、それ手をつなぐのね…」

まだ今日は始まったばかりだというのに先が思いやられる…